これは続編です。自閉症という障がいを持つ作者が、コミュニケーションの手段としている道具は、母親の自作の文字盤です。それと筆談とを使って自閉症である自分の心の中を書いておられる本です。この続編は、作者が高校生のときの気持ちを率直に表したものです。
自閉症の僕の「時間について」「こだわりについて」「じっとしていられないのは なぜか」など興味深い内容ばかり。「僕は、自閉症の人のことをもっとわかって欲しいのです。」と書かれている通り、その願いに満ちた文章です。
エスコアール出版部 東田直樹著 1600円税別
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