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長久寺について

 長久寺は弘仁8年(817年)、傳教大師最澄がこの地を教化したときに本堂を創建しました。そして、崇道山護國院長久寺と名づけました。以来天台宗が16世続きました。

 文明2年(1470年)、第16世道宗阿闍梨のときに本願寺第8世蓮如宗主に帰依して浄土真宗に転宗しました。
 天文9年(1532年)、山科本願寺の危機に美濃六ヶ所御味方
として守護。本願寺第10世證如宗主より御寿像と感状を賜りました。

 元亀天正年間石山合戦。永年に及び石山本願寺を死守激戦。転宗後の第3世住持願常たち手負17名、討死37名。

 天正4年(1576年)、顕如宗主より長久寺門徒へ感状を賜りました。
 明治15年(1882年)、転宗後第16世圓成のとき、本堂を再建しました。
​ 明治24年(1891年)、10月28日、濃飛大震災にて本堂大破損。鐘堂山門が傾き、書院・学寮・庫裏が倒壊しました。その後、第16世圓成のとき、庫裏を再建しました。
 現在の本堂は明治15年に再建されたもので、庫裏は昭和60年に新築しています。
​ 現住職は浄土真宗転宗後、第20世です。

 

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